




岩瀬成子 著
柳生まち子 絵
理論社
1984年3月第一刷
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尚子、14歳、父アメリカ人。
弟からの手紙・母の再婚のきざし・友の妊娠・街の女の死……
多感な少女の思春期を鮮烈に描く。
橋田尚子、14歳、父はアメリカ人。中学生生活の中でいらだち悩み、母の再婚話にとまどい傷つく。弟ティムからの突然の手紙は、そんな尚子を、アメリカで暮らした幼い日の記憶につれ戻す。
……揺れ動く尚子の“過去”と“現在”を交叉させながら、今を生きる一人の少女の姿を鮮やかに描きだす。
岩瀬成子(いわせ・じょうこ)
1950年山口県に生まれる。1973年から2年間、神戸・京都に学ぶ。1975年岩国に帰り現在にいたる。
1977年『朝はだんだん見えてくる』を発表、児童文学の新しい波誕生と広く衝撃を与え、日本児童文学者協会新人賞を受賞。NHKラジオドラマ、民芸による舞台も話題をよぶ。
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経年劣化によるヤケがありますが、本文の状態は良好です
A5変形、214ページ