


与謝野晶子 著
デザイン 上坊菜々子
印刷所 レトロ印刷
グラフィックデザイナー上坊菜々子さん製作の、リソグラフzineです。
与謝野晶子の『「女らしさ」とは何か』が『婦人倶楽部』に掲載されたのは1921年2月。それから約100年、いまだに「女らしさ」の呪いは解けぬまま。それでも次の人たちが少しでもマシな世の中で生きられるように、変えようとした、変えてきた人の言葉を聞こう。
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与謝野晶子『「女らしさ」とは何か』
100年ほど前に与謝野晶子が雑誌に寄稿した『「女らしさ」とは何か』。世間でまことしやかに「女性なら持っていて当然」と期待される「女らしさ」なんて本当は存在せず、それは言うなれば人間全てが備えるべき「人間らしさ」のことであると説き、それと同時に万人に平等に与えられるべき教育と、それぞれの人間が歩みうる多様な人生にまで、わかりやすく噛み砕いて言及している。100年前に既に、影響力のある人がこのテーマで素晴らしい文章を発表していたことが衝撃的だし、それにも関わらずまだ日本では同じようなところで堂々巡りしていることは絶望的だけれど、既に著作権が切れているこの文章を今一度1人でも多くの人に共有したい思いで新装版を作った。
Risograph printed mini zine
Published at FIFTYS PROJECT FEST. on April 14th 2024
The original source was published in 1921
(上坊菜々子さんによる紹介文 @nanakouebo)
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A6サイズ/24ページ