



ティリー・ウォルデン 著、有澤真庭 訳(河出書房新社)
*出版社品切・重版未定のため、新品デッドストックです
英語圏でマンガの賞を総なめにしているティリー・ウォルデンが、スケートにあけくれ、同性に恋していた自分の10代の頃を描いたグラフィック・コミック。
この本のなかでティリーは、そんなに楽しそうでもなくずっとひとりで悶々としながら練習している。ジャンプするのに着地の仕方を知らなければ、ひどく転ぶし痛い。着地の仕方を知っても緊張は消えない。不安と不満を抱えた表情の女の子たちが、何の答えも見えないまま滑っていた10代の頃と、今もその続きだということを思い出させてくれる。
「10代に読ませたい1冊」としてLGBTコミュニティから絶賛された本だが、大人にも読んでほしい。
ーーーー出版社よりーーーー
21歳にして各賞総なめ、グラフィック・ノベルの新たな才能! スケートの練習に明け暮れ、いじめや親との関係に悩みながら、同性愛者である自分を受け入れていく少女をリリカルに描く。
あの頃、わたしにはスケートの才能があった。それが煩わしかった。
そして、ひそかに女の人に恋をした。何度も何度も。
わずか22歳にしてイグナッツ賞&ブロークンフロンティア賞受賞、アイズナー賞候補!
グラッフィック・ノベル界を震撼させた新たな才能が描く、
スケートと同性への恋に目覚め、喜び、泣いた、ひとりの少女の青春メモワール。
読んでいるあいだじゅうずっと、私も独りぼっちで氷の上を滑っていた。
かっこよくない、きらきらしてない、出口も見えない十代を
抱えたまま生きていてもいいんだと、この本は教えてくれる。
――岸本佐知子
【各紙絶賛!】
この本は、今この世界で少女(と少年)が強く生きる手助けをしてくれる。
――「ワシントンポスト」
忘れがたい、深く共感する青春ストーリー。
――「パブリッシャーズウィークリー」
自分の信条を貫く強さを見いだすまでを、美しく描いた心にしみる一冊!
――「ブックリスト」
読者は、自分だけの「勝利の形」をこの本に見い出すだろう。
――「LAMBDAリテラリー」(LGBTQ文学コミュニティ)
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(2018.02.27、46変形、400ページ)
※t島店長のおたより同封
※エトセトラブックスのオリジナルカバーを付けて送ります。不要な方はコメント欄にご記入ください