





///清水晶子さんが選ぶ『セックスする権利』をめぐるBookguide For Feminist///
【日本で/から性を考える】
■『ACE アセクシュアルから見たセックスと社会のこと』アンジェラ・チェン 著、羽生有希 訳(左右社)
『ACE』は多様なアセクシュアルたちの経験を語りつつ、性行為や欲望のあり方とジェンダーとに関する文化的規範を問い直し押し広げる。(清水晶子さんコメント)
▽▽▽▽▽出版社より▽▽▽▽▽
セックスって本当に必要?
交際・結婚していたらセックスするのは当たり前?
「男らしく」あるために、男がセックスを主導しなければというプレッシャー。
恋愛と友情を区別するのはセックスなのか。
同性同士の恋愛ではいつもセックスが中心にされる。
フェミニストはいつだって性的に奔放?
「性的に抑圧されているムスリム女性」「性に関心のない障害者」「おしとやかなアジア人女性」というステレオタイプとアセクシュアルの狭間で葛藤。
恋愛、障害、フェミニズム、男らしさ、アイデンティティ、人種──
ロマンティック・アセクシュアルの当事者である著者が、「他者に性的に惹かれない」というアセクシュアルの視点から、私たちの常識を揺さぶる。
著者の経験と100人のインタビューにもとづく唯一無二のルポエッセイ。
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ゴシップは、キスや熱愛を中心に繰り広げられる。誰かと会話するとき、セックスは──誰がしそうで、誰がするかもしれなくて、誰がしたがっているのか──極めて重要な話題になる。たとえ誰も何もしていなくてもだ。そんなふうにみんなが新たにこぞってとりつかれている考えが理解不可能なものに思われることもある。他のみんなの脳がハイジャックされてしまったみたいだ。(本書より)
著者によるはしがき
Part 1 自己
プロローグ
第1章 アセクシュアリティにたどり着いて
第2章 〈否定を通して〉説明する
第3章 強制的性愛と(男性の)アセクシュアル存在
Part 2 変奏
第4章 お前を解放させてくれよ
第5章 ホワイトウォッシュされて
第6章 病めるときも健やかなるときも 190
Part 3 他者
第7章 恋愛再考
第8章 十分もっともな理由
第9章 他者と遊ぶ、他者で遊ぶ
第10章 アナ
第11章 どこへ向かっているのか、どこまで来たのか
ありがとう
原註
索引
さらに読みたい人のために
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(2023年05月19日、四六判、 448ページ)
※清水晶子さんのコメント付きオリジナルブックガイド、t島店長のおたより同封
※エトセトラブックスのオリジナルカバーを付けて送ります。不要な方はコメント欄にご記入ください
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