

【魔女の本棚】
エトセトラブックスBOOKSHOPの店頭で魔女にまつわる本を集めたフェアが始まりました。
“フェミニズムの古典”から“魔女になるための教科書”まで、小説、絵本、児童書、人文書などなど、いろいろな魔女本を集めています。
もうすぐハロウィン、〈魔女〉を足がかりにフェミニズムを考えてみませんか?
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『魔女にされた女性たち』
イングリット・アーレント=シュルテ 著、野口芳子+小山真理子 訳/勁草書房
呪術、宗教、文化人類学などがつくってきた魔女像。魔女裁判記録、魔女論文、版画、絵画などをもとに、魔女迫害の時代に加害者側が抱いていた魔女像を、被害者である女性たちの実像と丹念に重ね合わせて考察。70年代にイタリアのフェミニストが使用した魔女のイメージから出発し、なぜ魔女狩りの犠牲者の多くは女性だったのか、どのような女性だったのかに迫ります。この本が浮き彫りにするミソジニーの根深い構造は、いつ現代の魔女狩りが起こってもおかしくないなと感じてこわくなるほどです。
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古代から近代まで、伝承と現実の間で種々の魔女像が生まれたが、本書では裁判記録を播き、近世(15~17世紀)の魔女裁判の犠牲となった8万の女性の真の姿に迫る。呪術が支配する時代、どこにでもいる女性たちが、隣人・共同体との財をめぐる争い、日常の幸・不幸の出来事を通して魔女に仕立てられていく。キリスト教会は呪術を禁じたが、民衆は良い魔術(賢女)と悪い魔術(魔女)を区別しつつ用いた。一方、教会は、女性は弱く、悪魔に誘惑され契約を結ぶ罪深い存在として、絵、本などで広めた。民衆と聖職者の魔女イメージが合体し一つの像を結んだ、いまわしい歴史の相が明らかになる。
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t島店長のおたよりつき。
エトセトラブックスのオリジナルカバーもかけて送ります。
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